みなとみらい線の案内サイン・駅名標のフォントが変更されたらしい...。
みなとみらい線は、その名の通り横浜みなとみらいエリアを結ぶ鉄道路線。2004年に開通し、東急東横線、副都心線などと相互直通運転を行っている。
みなとみらい線の駅は、デザイン計画に基づいて各々の駅ごとに別々のデザイナーが駅の設計を担当したので、駅によって雰囲気が異なる。それに伴い、駅名標のデザインやフォントも各駅独自のものとなっており、それがみなとみらい線のサインの特徴でもある。
しかし、駅ナンバリングの更新や4カ国語表記対応のため、各駅の案内サインや駅名標が更新され、その際にフォントも変更された。
旧フォント
更新前、従来のフォント。
全駅共通
案内サインのフォントは、全駅共通で和文がTypeBankの「TBゴシック M」、欧文が「Rotis Sans Serif Bold」。
新高島駅
新高島駅の駅名標のフォントは、和文がモリサワの「新ゴ M」、欧文が「Rotis Sans Serif Bold」。みなとみらい線の従来の駅名標では、一番オーソドックスなスタイル。
みなとみらい駅
みなとみらい駅の駅名標のフォントは、和文がモリサワの「新ゴ M」、欧文が「Rotis Sans Serif Bold」。みなとみらい線の従来の駅名標では、一番オーソドックスなスタイル。
馬車道駅
馬車道駅の駅名標のフォントは、和文がモリサワの「リュウミン B-KL」、欧文が「Bodoni Book」。つい最近、高輪ゲートウェイ駅の改札付近の案内サインに明朝体が採用され、ちょっとした話題となったが、駅名標自体のフォントに明朝体が用いられるのは極めて珍しい。
日本大通り駅
日本大通り駅の駅名標のフォントは、和文がモリサワの「新ゴ M」、欧文が「Rotis Sans Serif Bold」。みなとみらい線の従来の駅名標では、一番オーソドックスなスタイル。
元町・中華街駅
元町・中華街駅の駅名標のフォントは、和文がリョービの「ナウ-MB」、欧文が「Univers Roman」。馬車道駅同様、駅名標のフォントは明朝体だが、リュウミンとは一味違ったイメージの「ナウ明朝体」が採用された。
新フォント
変更後のフォント。変更されなかった駅もあるが、従来よりフォントのバリエーションが増えた。
全駅共通
案内サインのフォントは、全駅共通で和文がイワタの「イワタUDゴシック M 表示用」、欧文が「Univers Condensed」。元祖UDフォントのイワタUDゴシックが新たに採用された。
新高島駅
新高島駅の駅名標のフォントは、和文がモリサワの「新ゴ M」、欧文が「Rotis Sans Serif Bold」。フォント自体に変更はない。
みなとみらい駅
みなとみらい駅の駅名標のフォントは、和文がSCREENの「こぶりなゴシック W6」、欧文が「Rotis Sans Serif Bold」。駅名標のフォントに「こぶりなゴシック」が採用されるのは極めて珍しい。
馬車道駅
馬車道駅の駅名標のフォントは、和文がモリサワの「リュウミン B-KL」、欧文が「Bodoni Book」。フォント自体に変更はない。
日本大通り駅
日本大通り駅の駅名標のフォントは、和文がイワタの「イワタUDゴシック M 表示用」、欧文が「Univers Condensed」。
元町・中華街駅
元町・中華街駅の駅名標のフォントは、和文がフォントワークスの「モード明朝A B」、欧文が「Rotis Sans Serif Bold」。駅名標のフォントに「モード明朝」が採用されるのは極めて珍しい(全国初...?)。変更前の「ナウ明朝体」に代わる横太明朝体のフォントとして、「モード明朝」が新たに採用された。